日立電鉄の廃止代替バス
茨城県内からのマスコミ報道によれば、利用者が68%~78%減少、しかも定期券利用者は通学定期は電車の利用者のほぼ半分、通勤は十分の一に激減と、凄まじい利用者の大幅減少です。これには、私もかなりショックを受けております。のと鉄道の廃止区間沿線でも、「代替バスが使い物にならない」という指摘が早々に出ているようです。
どうも公共交通において、バスそのものが忌避される傾向が明確に示されつつあるのでは。バスで鉄道の役割を代替できないことが示されているいま、鉄道の廃止は公共交通の崩壊に直結するという深刻な事実を認めなければならないでしょう。
公共交通亡き社会はどのようなものになるのか。地球温暖化ガスの排出は増え、交通事故による人命の損失は後を絶たない。人々が共有する空間が失われることで、人間形成にも長期的にも影響するかもしれない。自ら移動する手段を持たない人は、移動する自由すら喪失しかねない。そんな社会が望ましいのか? 私には疑問に思えてなりません。
日立電鉄沿線では、現実の社会において壮絶な「社会実験」を繰り広げているのでは。そう考えると恐ろしさすら感じます。
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コメント
鉄道の代替で、
バスが十分機能しないということは、
ほとんどの国鉄地方交通線の代替バスが
短い時間で消滅したこと、
筑肥線の代替バスが全く役に立たなかったことなどで、
十分想定されていました。
どうしても、道路の渋滞による
乗車時間の延長や運賃の上昇等で
どうしてもバスの信頼性は低いようです。
まず、どうすれば鉄道を維持することができるかをはじめに考えるべきではないかと考えます。
投稿: 通勤電車大好き | 2005年6月 1日 (水) 22時26分
コメントありがとうございます。
代替バスの成功例というのはほとんど聞きません。
北海道では、代替バスルートが色濃く残っているところがありますが、
それとて極端な過疎地ゆえの特殊事情を反映したものであることに
注意が必要です。
日立電鉄のように地方中小都市における「ローカル」鉄道は、鉄道が
機能することが有効な分野ですから、
>どうすれば鉄道を維持することができるかをはじめに考えるべき
というのは私も同感です。
投稿: 下村仁士 | 2005年6月 2日 (木) 00時24分